韓国映画「#生きている」は、「バーニング劇場版」のユ・アインさんと、「ザ・コール」のパク・シネさん共演で話題となったスリラー映画です。
結末はどうなったのか?あらすじ・キャスト・感想とあわせて紹介します。
※ネタバレあり
リメイク⁈についても調べてみました!記事の最後に紹介しています。
映画「#生きている」あらすじ
原因不明の何かに侵された人々により、制御不能になった都市。
外で起きている事態に気付かず寝ていたジュヌ(ユ・アイン)は、誰もいない家で孤立していることに気付く。
インターネットや電話、通信手段が不能となった中で、孤独との戦いが始まる。
残された食料はわずか。
そんな時、向かいのマンションから誰かがシグナルを送ってきた。
生存者がいたのだ!
共に生き残るため、生存者ユビン(パク・シネ)と一緒に方法を探し始める。
映画「#生きている」出演キャスト
2011年にマット・ネイラーが書いた「Alone」が原作であり、チョ・イルヒョン監督デビュー作。
- タイトル:#生きている
- 原題:살아있다
- 監督:チョ・イルヒョン
- 脚本:チョ・イルヒョン,マット・ネイラー
- 製作:イ・ユジン,オ・ヒョジン,キム・セミ,キム・セロム
- ジャンル:ホラー,スリラー
- 上映時間:98分
- 配給:ロッテエンターテイメント
- 公開:韓国2020/6/24(Netflix:2020/9/8)
役名 | キャスト | 役どころ |
オ・ジュヌ | ユ・アイン | ゲーマー |
キム・ユビン | パク・シネ | ジュヌを助ける謎の女性 |
イ・サンチョル | イ・ヒョヌク | ジュヌの隣の住人 |
- | キム・フンマン | サンチョルの兄 |
- | オ・ヘウォン | 警官 |
- | チョン・ベス | 8Fの住人 |
- | イ・チェギョン | 8Fの住人の妻 |
映画「#生きている」ネタバレ、結末
【1日目】
目覚めると母はメモを残して外出しており、家には独りのジュヌ。
ゲーマーのジュヌは、オンラインゲームの最中にゲームの仲間から異変を知らされる。
確認のためテレビをつけた時、スマートフォンに緊急速報が!
「凶暴化した人々が容赦なく一般市民を襲っている」と。
事態は全国に広がっており、ジュヌのマンションにも凶暴化した人から逃げ惑う人で埋め尽くされ、車や消防車が衝突するのを目の当たりにし混乱に陥るジュヌ。
玄関の外からは叫び声が聞こえ、様子を見ようとドアを開けると、隣の住人イ・サンチョル(イ・ヒョヌク)が入ってきた。
サンチョルは兄に異変がおきたことを伝える。
トイレを貸している間にテレビでは凶暴化した人間の特徴である「眼球から出血」などが伝えられた。
念のため、包丁を手に取るジュヌ。
トイレから出てきたサンチョルの眼球からは出血が!ジュヌは襲われそうになるが、ギリギリのところで追い出すことができた。
冷蔵庫で玄関を塞ぐジュヌ。
スマートフォンに母からのメッセージが届く。
「今家に向かっている」「家に帰れそうにない」「ジュヌ、生き残って!」
母からのメッセージを受け、生き残らねば!と誓う。
食料をかき集め、母からのメモに書いてあった内容を思い出し、(こうなる前に)買い物に行けばよかったと後悔する。
【2日目】
ジュヌは救助を求めるため、住所を手にした写真をSNSにUPする。
(のちに救助されるきっかけとなる写真)
電波の途絶えたスマートフォンの通信を確保するために、ドローンに着けて上昇してみるが電池切れとなる。
ゲームを始めてみるが、ついにインターネットが使えなくなる。
マンションの外では凶暴化した人々に追われている警官の姿があったが、残念ながら犠牲に。
警官を助けようと大声を出してしまったため、凶暴化した人が家の中に入ってきた。
なんとかベランダにおびき寄せてしのいだが、この者たちは音に敏感のようだ。
ジュヌは動画を撮り始める。
「どうやって生き残ればいいのか・・」
【7日目】
テレビは「凶暴化した人々に噛まれないことが重要」であると伝えている。
お酒を手にテレビを見入るジュヌ。
ラーメンを食べるCMに触発され、最後の晩餐用に取っていたカップラーメンを食べてしまう。
ついに、水も止まってしまった。
【10日目】
そろそろ食料と水がつきそうだ。
「家にいろ」としか言わないテレビ。
「どうしたらいいのか・・・」と嘆くジュヌ。
体力的にも精神的にも衰弱してきた。
ラジオをつなぎたくても、つなぐためのイヤホンのプラグがない。
すべてワイヤレスイヤホンだ。
【15日目】
アルコールに溺れているジュヌ。
そこへ、家族が帰ってきた!
幻影だ。
声にならない声で泣き崩れるジュヌ。
一瞬スマートフォンの電波が届き、母から伝言メッセージを聞く。
メッセージの最後で、凶暴化した人に襲われ犠牲になったことがわかった。
行き場のない怒りと悲しみがジュヌを襲う。
【20日目】
あちらこちらで爆発が起こっている。
「バイバイ」という動画を残し、人生に幕を下ろそうとする。
と、その時!
マンションの道を挟んだ向かいの部屋からレーザーポインターが届く。
そのレーザーポインターは、部屋に飾られたポスターの文字の一部を指しながら、「ダメ!バカ?」と。
なんと!生存者がいたのだ!
生存者ユビン(パク・シネ)は部屋にテントを張って過ごしていた。
翌朝7時にベランダ越しに顔を合わせる約束をする。
【21日目】
7時の約束に寝坊してしまうジュヌ。
また明日も7時に約束した。
ユビンはピッケルを武器に、部屋に侵入した凶暴化した人を退治した。
【22日目】
ジュヌがユビンに空腹を訴え、食料運びに挑む。
ドローンを飛ばしてロープを張る作戦だ!
食料にありついたジュヌは、ユビンのマンションのベランダを登ってくる凶暴化した人を発見!
間一髪のところでユビンが仕留める。
食料が底をつきそうなジュヌは、隣の住人サンチョル宅へ侵入し、オンラインゲームさながらアイテムを探す。
食料と無線機、イヤホンジャックをゲットし、暗闇の中、早速ロープを使って無線機をユビンに届ける。
【23日目】
翌朝、無線機で会話をするジュヌとユビン。
命を救ってくれたお礼を言うジュヌ。
しかし実はユビンも同じことをしようとしていたのだ。
しばし無線機で会話を楽しむ2人。
2人は合流して、凶暴化した人々がいないと思われる8Fを目指すことにする。
行く手を阻む者を相手にピッケルで応戦するユビン。
8Fに到着してもなお、凶暴化した人々は追ってくる。
間一髪で8Fの生存男性に助けられ、「救助隊が来る」ことを聞かされて、一気に安心感が訪れる2人。
しかし突然意識が薄れていく2人。
到着後に差し出された水に何か入れられており、凶暴化してしまった妻に差し出すために2人を迎え入れたのだった。
意識が薄れていくユビンは妻と同じ部屋に入れられ、意識が回復したジュヌは助けようとする。
結局、ユビンが凶暴化したと勘違いして扉を開けた男が妻に噛まれることに。
ユビンがとどめを刺した時の大きな音により、凶暴化した人々が駆け付け始める。
もう助からないと思ったユビンは、人間であるうちに人生に終止符を打とうとする。
その時!救助ヘリの音が聞こえ、2人は急いで屋上へ。
追ってくる凶暴化した人々!
屋上に着いてホッとしたのも束の間、ヘリの姿が見えなくなっていた。
「ここに生存者がいるんだ!」「まだ生きている!」という叫びも届かず、ついに凶暴化した人々が屋上に到着。
もうダメか!限界を迎えたとき、下からヘリが浮上してきた!
無事救出。
ヘリはSNSでの救助要請を受け、救出活動を進めているところだった。
映画「#生きている」感想
ラストシーンでも印象深かったのですが、生存者の所在地をSNSで要請することを推奨したり、スマートフォン・オンラインゲーム・SNS・ドローンなど、「デジタル」というキーワードが全体を通して見受けられました。
イヤホンもイヤホンジャックではなく、ワイヤレスでしたね!
また、閉鎖的な空間で孤立してしまったら、人間の感情はどのように変化するのか?
1日目から23日目まで、ジュヌの様子が日を追うごとに変化している点に注目です。
見せ場としては、2人が合流して8Fを目指すシーン!
このシーンを撮影するにあたり、怪我をしないように緊張感をもって撮影に挑んだと語るパク・シネさんは、撮影開始時間よりも早く行って練習していたそうです。
凶暴化した人々の中を、アクションを交えながらのスピード感ある演技は必見です。
もう一つ、8Fの住人宅で人生に終止符を打とうとしたシーンです。
ユ・アインさんは、何とも言えない緊迫感!パク・シネさんは儚げな表情!言葉は不要!表情だけでも伝わってくるものがありました。
ちなみにパク・シネさんは前半は出てきません。
映画の冒頭でジュヌが楽しんでいたオンラインゲームは、韓国で大人気の「バトルグラウンド」でしたね!
映画「#生きている」リメイク
「#生きている」を調べていると、「リメイク」という情報がチラホラ見られました。
もしかして何かの映画のリメイクなのかと思っていたら、どうやらその逆で「#生きている」をリメイクしていると。
その映画がこちら。
- タイトル:クレイジーズ 42日後
- 原題:Alone
- 監督:ジョニー・マーティン
- 脚本:マット・ネイラー
- 製作国:アメリカ
- 時間:92分
- 公開:アメリカ2020/10(日本公開2021/3/12)
脚本家が「#生きている」と同じですね!
原題も「Alone」ということで、同じ脚本が韓国とアメリカで映画化されたわけですね!
ちなみに「#生きている」はチョ・イルヒョン監督が脚色して作ったようです。
「#生きている」韓国公開2020/6
「クレイジーズ 42日後」アメリカ公開2020/10
コメント