韓国映画|はちどりのあらすじ、キャストと感想も!

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韓国映画

韓国映画「はちどりは、キム・ボラ監督長編映画デビュー作で、誰もが通り過ぎる思春期という時期を題材にした作品です。

今回「はちどり」という鳥についても調べてみましたので、あらすじとキャスト、感想と一緒にお届けします。

ゆっきー
ゆっきー

監督は主人公役のパク・ジフさんに出会うまで3年かかったと言い、パク・ジフさんはこの映画を「初恋」と呼んでいるそうですよ!

韓国映画「はちどり」あらすじ

1994年ソウル大知洞、餅屋を営む両親と姉・兄と集合住宅で暮らしている中学2年生のウニ

両親の関心はソウル大学を目指す兄デフンに向けられ、ウニには無関心

とりわけ、彼氏のジワンと親友ジスクとの関係は良好だ。

流血するほどの夫婦喧嘩をしていた両親が、翌日になると何事もなかったかのように一緒にテレビを見ている姿を目の当たりにし、不思議に感じる年ごろ。

ある日、彼氏のジワンが他の女の子と遊ぶ姿を目撃してしまう。

また、仲のよかった親友ジスクからも裏切られる。

唯一、心を開ける相手はヨンジ(漢文の塾の講師)だけだ。

ヨンジはウニの話に耳を傾け、関心を寄せてくれる。

耳の下のこぶの手術のため入院していた病院を退院し、ヨンジを訪ねるウニ。

しかし、そこには思いもよらない事実が待ち受けていた。

韓国映画「はちどり」キャスト

  • タイトル:はちどり
  • 原題:벌새(House of Hummingbird)
  • ジャンル:ドラマ
  • 監督:キム・ボラ
  • 脚本:キム・ボラ
  • 製作:チョ・スア,キム・ボラ
  • 上映時間:138分
  • 公開日:2019/8/29(日本2020/6/20)
役名 キャスト 役どころ
キム・ウニ パク・ジフ 中学2年生の主人公
キム・ヨンジ キム・セビョク 漢文の塾の講師
チョン・インギ ウニの父親
イ・スンヨン ウニの母親
キム・スヒ パク・スヨン ウニの姉
キム・デフン ソン・サンヨン ウニの兄
チョン・ジスク パク・ソユン ウニの親友
キム・ジワン チョン・ユンソ ウニの彼氏
ペ・ユリ ソル・ヘイン ウニの後輩
ヒョン・ヨンソン ウニの叔父
キル・ヘヨン ヨンジの母
パク・ユニ ウニの担任教師

「はちどり」って?

映画のタイトルにもなっている「はちどり」とは、どんな鳥なのか調べてみました。

鳥類の中で最も体が小さいグループの鳥で、体重は2~20g程度だそうです。

毎秒55~80回という高速で羽ばたき、空中で静止する独特の飛翔法(ホバリング飛翔)が特徴。

小さい=14歳の少女

高速で羽ばたく=成長

と、考察しました。

韓国映画「はちどり」感想

1994年の韓国が舞台で、この年、聖水(ソンス)大橋が崩壊するという歴史的な大事故が起こっています。

実際に作中にも出てきますが、1988年にソウルオリンピックを終え、経済成長が著しく進むなかで起きた悪夢のような出来事です。

そして本作は、その時代に生きる中学2年生の少女「ウニ」の思春期の物語。

子供でもない大人でもない、その狭間で成長していく過程が描かれているのですが、餅屋を営んでいる両親は、長男ばかりを気にかけウニには関心がありません。

いわゆる家父長制の濃い家族です。

日本も昔はそうだったと思いますが、経済成長期とはいえ、韓国でも色濃く残っていたのですね。

また、学校では教師からお受験の圧力をかけられ、友人からは裏切られ、その瞳は常に孤独で、触れると壊れてしまいそうです。

誰もが経験する(した)時期ですが、映画を通して客観的にみると、「大人!しっかりしてよ!」と言いたくなります。

ウニは唯一自分に関心をもってくれるヨンジ(漢文の塾の講師)に出会って、少しずつ心を開いていくのですが、このヨンジのような存在がいるかいないかが、子供から大人に成長していく上でとても重要かと思いました。

この映画を見てウニの感情が痛いほどわかる、同じような経験を思い出すかもしれません。

それ以上に、きっと一言では語ることのできない感情を抱くはずです。

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